雨がしとしと降る朝、茶道に向き合う。
雨音に耳を澄ますと浮かんでくるお軸は
「清流無間断」
=「せいりゅうにかんだんなし」
清らかな渓流はこんこんと流れて絶えることがありません。常緑樹もいつも青々として永遠に碧を保っています。正しい意念(いねん)が念々相続して片時も滞らない様を言います。
それは同時に、完成を求める心でもあります。常に前向きの心を持って求め続け、四六時中、注意を怠らないよう心掛けること、すなわち「正念相続(しょうねんそうぞく)」に努めれば、悟りや完成につながる道は自ずと見えてくるでしょう。
茶道の精進においても、途絶えることがないように少しずつ続けていけば、徐々に身についてまいります。
この句は、精神修行の大切さを語っています!
たまり水では澱(よど)んでしまいます。
不断の努力が必要なのです。
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